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インプラント

インプラントは、歯の失われた部分の顎の骨の中に人工的な歯根を埋め込み、
その上に人工歯を取り付ける治療方法をいいます。
インプラントは人工歯根とも呼ばれ、天然歯に近い構造を持ち、
口の中の機能回復と審美性を追求した新しい歯科治療です。

構 造

インプラントは、顎の骨の中に埋め込む歯根部、歯の部分に相当する上部構造と、その間を連結する支台部のおよそ3つの部分から構成されています。

インプラントの構造

材質と形態

材質として、金属製(チタンなど)、セラミック製、金属にセラミックスをコーティングしたものなどがあります。
いずれも、体内に埋め込んでも安全性の高いものです。
形態は代表的なものとして、棒状タイプ(スクリュー型、シリンダー型)と、板状タイプ(ブレート型)などがあります。

材質と形態

術 式

インプラントを埋め込む手術法として、手術を1回行う「1回法」と2回行う「2回法」があります。

2回法
  • 局所麻酔後に歯肉をはがし、あごの骨を露出させ、インプラント体を埋め込む穴を掘り、埋め込みます。その後歯ぐきを元に戻し、縫合閉鎖します。これを「1次手術」と呼んでいます。
  • 1週間前後で抜糸を行ないます。そしてインプラント体と骨がしっかりくっつくまで経過を見ます(上あごで6ヶ月以上。下あごで3ヶ月以上)。
  • インプラントが骨としっかり結合したら、再度局所麻酔を行い、歯ぐきの中に埋まっているインプラント体にアタッチメントを取り付けます。これを「2次手術」と呼んでいます。
  • 歯ぐきの上に露出させたインプラントと歯ぐきがなじんだら(1~2週間程度)、土台になるパーツを取り付け、歯型を取ります。
  • オーダーメイドで作成された人工歯をセットしたら完成です。
1回法

いわゆる「2次手術」を省くことで治療をシンプルにしたのが、「1回法」です。

  • 局所麻酔後に歯肉をはがし、あごの骨を露出させ、インプラント体を埋め込む穴を掘り、埋め込みます。その後歯ぐきを元に戻し、縫合閉鎖します。ここで2回法との違いは「インプラント体が見える状態で縫合する」ということです。これにより、2次手術が必要なくなります。
  • 1週間前後で抜糸を行ないます。インプラントが骨としっかり結合するまで3~6ヶ月待ち、その後土台になるパーツを取り付け、歯型を取ります。
  • オーダーメイドで作成された人工歯をセットしたら完成です。
行 程
  • 1歯肉を切開し、顎の骨に専用ドリルでインプラントを埋入する孔を形成します。
  • 2インプラントの歯根部を骨の中に埋入して、歯肉を覆うようにして縫合します。
  • 33~8ヶ月後に2回目の手術を行い、支台部を取り付けます。
  • 4支台部の型を探り、上部構造を作製し取付けた後、完成となります。